吹上浜

遺跡名称吹上浜
遺跡名称(ふりがな)ふきあげはま
地方九州・沖縄
都道府県鹿児島県
所在地南さつま市金峰町
所在地(ふりがな)みなみさつましぼうのつちょうとまり
種類遺物散布地
時代江戸時代
立地海岸
範囲旧金峰町の海岸約2kmの範囲
現状海岸およびその周辺での近年の地形改変はないが、現在、遺物をひ見ることはできない
周知の有無
内容

資料調査:大橋康二(佐賀県立九州陶磁文化館) 文献1

遺物

肥前磁器を主体とした陶片が3千数百点
貿易陶磁として白磁・青花も少量あり。
遺物の年代は、おおむね1660年代のもので、製品種類や器形は多岐にわたり、摩滅が少なく、貝の付着がほとんどないことを特徴としている。

遺構
文献

1.大橋康二 1985「鹿児島県吹上浜採集の陶磁片」『三上次男博士喜寿記念論文集 陶磁編』平凡社
2.橋口亘ほか 2008『海上の道と陶磁器』輝津館企画展(「海と船の企画展」)図録 南さつま市坊津歴史資料センター輝津館

特記事項

1979(昭和54)ごろから多量の陶磁片が採集されるようになる。
発見者は、地元在住の牟田神西久弥氏(故人)で、その後、氏を中心とした「荒磯会」で採集が続けられた。
陶磁片の散布は、旧金峰町の海岸、約2kmの範囲に限られる。
文献資料との整合性から商船の投荷品である可能性が指摘されている。

写真2008.11撮影
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