坊津町坊浦・唐船錨地区

遺跡名称坊津町坊浦・唐船錨地区
遺跡名称(ふりがな)ぼうのつちょうぼううら・とうせんびょうちく
地方九州・沖縄
都道府県鹿児島県
所在地南さつま市坊津町坊浦
所在地(ふりがな)みなみさつましぼうのつちょうぼううら
種類遺物散布地
時代
  • 江戸時代
  • 明治時代
立地海。水深8〜30m以上。
範囲海底一帯(岩盤斜面地から砂地海底)
現状陸から続く岩盤の斜面地から砂地の緩斜面にかけて、遺物が散布している。
周知の有無
内容

1.1983(昭和58)年 昭和58年度文部省科学研究費(総合A)「水中考古学」(責任者:茂在寅男)による調査(水中ソナーによる探査主体の調査)
2.2008(平成20)年11月14〜17日:潜水(スキューバダイビング)による目視調査(アジア水中考古学研究所)

遺物

国産陶磁器:甕・碗(近世)
塼・石臼  などを多数確認
(いずれも、2008年の調査で確認)

遺構
文献

1.剛亭森吉兵衛『坊津拾遺誌』
2.坊津町郷土誌編纂委員会 1969『坊津町郷土誌 上巻』坊津町
3.橋口亘 2004「中世港湾坊津小考」『中世西日本の流通と交通』高志書院
4.中村和美 1998「鹿児島県坊津と出土陶磁器」『貿易陶磁研究』No.18 日本貿易陶磁研究会

特記事項

坊津は、ふるくから内外に知られた交易港で、とくに中世には中国の文献(『武備志』)で「日本三津」のひとつと称されている。
調査地区付近は、「唐船錨」と呼ばれ、1808(文化5)年に唐船が難破したという記録が残る(文献1).

写真2008.11撮影
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