神集島住吉神社奉納碇石

遺跡名称神集島住吉神社奉納碇石
遺跡名称(ふりがな)かしわじますみよしじんじゃほうのういかりいし
地方九州・沖縄
都道府県佐賀県
所在地唐津市神集島住吉湾内海面
所在地(ふりがな)からつしかしわじますみよしわんない
種類遺物(碇石) 
時代中世細分不明
立地海底(水深6~9m)
範囲不明
現状遺物は神社境内地に安置。
周知の有無
内容

なし

遺物

・凝灰岩の加工石材による碇石。
・全長268cm、中央幅38cm×厚25cm、先端幅27cm×19cm、推定重量300kg。

遺構

なし

文献

松岡史「碇石の研究」(『松浦党研究』№2 芸文堂1981)

特記事項

・唐津市指定重要文化財(「蒙古碇石」、昭和47.9.1指定)。
・昭和30年代、発見海域の住吉湾内海底には他の碇石も見えていたとの証言がある。
・神集島は古代からの対外交易ルート上の中継港として知られ、貞観8年(945)にも宋の商船が入港(『本朝世記』)するなどの碇泊実績があり、江戸期に入っても朝鮮通信使船の中継港に利用されている。発見地点はそのメインとなる港湾内に該当する。
・湾口海底には、神功皇后渡海伝説を伴う堤防状の石積み(「黒瀬」)があり、文化9年(1812)には伊能忠敬が竿入測量をしている(『測量日記』)。消波堤遺構の可能性もあり検討を要す。

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