鷹島海底遺跡の既往の調査

昭和55年度(1980)~昭和57年度(1982)

文部省科学研究費特定研究「古文化財に関する保存科学と人文・自然科学」のうち「水中考古学に関する基礎的研究」による調査
茂在寅男「水中遺構・遺物の探査並びに保存に関する研究」(1984年)
※音響測探機による海底探査やダイバーによる遺物の引き揚げ作業を行った。
また、海底上の砂泥を吸い上げるエアーリフトを試作し、使用実験を行った、

昭和58年度(1983)7月25日~9月23日

床浪地区港湾事業(防波堤建設)にともなう緊急発掘調査(460㎡)
鷹島町教育委員会・床浪海底遺跡調査団『床浪海底遺跡』(1984年)

平成元年度(1989)6月8日~8月6日

床浪地区港湾事業(埋立て・浚渫)にともなう緊急発掘調査(1400㎡)
試掘調査1988年9月1日~20日
鷹島町教育委員令『鷹島海底遺跡』(1992年)
※海底のシルト層をエアーリフトにより吸い上げる排土作業をともなった、
初めての本格的な海底発掘調査となった。

平成元年度(1989)~平成3年度(1991)

文化庁による調査研究事業「遺跡保存方法の検討」による調査

平成元年度(1989)~平成3年度(1991)

文部省科学研究費補助金(総合研究A)「鷹島海底における元寇関係遺跡の調査・研究・保存方法に関する基礎的研究」(研究代表者西谷正九州大学文学部教授)による調査
『平成元年~三年度科学研究費(総合研究A)研究成果報告書』(1992年)
簡単に内容を紹介する

平成4年度(1992)7月20日…9月5日

床浪地区港湾事業(防波堤建設)にともなう緊急発掘調査(2400㎡)
『鷹島海底遺跡Ⅱ』(鷹島町文化財調査報告書)第1集(1993)
※水深25mの位置から縄文時代早期の遺跡を発掘調査した。

平成6年度(1994)10月11日~12月12日
平成7年度(1995)7月17日~9月7日

神崎港改修工事(防波堤建設)にともなう緊急発掘調査(2400㎡)
『鷹島海底遺跡Ⅲ』(鷹島町文化財調査報告書)第2集(1996)